畑と食卓に笑顔を届ける。
雑誌編集長・ライター 松本典子
始めたきっかけは、山形の在来作物(伝統野菜)の生産者を追ったドキュメンタリー映画に感銘を受け、伝統野菜についてもっと知り、守っていきたいと思ったこと。その映画の監督と結婚することになり、山形に来てみると、生産者の方々は食べる人がいないから作るのをやめようと思っている、との言葉。そこで、伝統野菜などの「食べ物」と、生産者の想いや作物のもつストーリー、おいしい食べ方を紹介する「情報誌」をセットで販売する「山形食べる通信」を立ち上げる。また、一次産業に携わる人たちをもっと応援したいという想いから、2016年からは伝統的な焼畑農法で栽培された在来種「温海かぶ」の販路開拓を手伝ったり、規格外品を活用した加工食品を開発したりと、より多角的な活動を行っている松本さん。 「山形には素敵な食べ物と、奥深い食文化があるのだということを、県内外の人にもっと知ってもらいたい。そして私たちと一緒に、食べて守っていく仲間になってほしいと思っています。」

